画像形式の問題
JPGがある。誰かがWebPを使えと言う。別の人がAVIFの方が良いと言う。デザイナーはPNGを送ってくる。CMSはWebP一択と言う。メールクライアントはJPG以外でクラッシュする。
これを一度で片付けよう。
各形式の解説
JPEG(JPG)— 安定の定番
1992年発明。いまだWebで最も使われている画像形式。
- 圧縮:良好(非可逆のみ)
- 透明度:なし
- ブラウザサポート:100%
- 最適用途:写真、グラデーション画像、メール、互換性が重要なすべての場面
- 向かない用途:テキスト入り画像、ロゴ、スクリーンショット(圧縮アーティファクトが出る)
基本則:迷ったとき・互換性が重要なとき → JPG。
PNG — 透明度付き無損失品質
- 圧縮:無損失(写真ではJPGより大きい)
- 透明度:あり(アルファチャンネル)
- ブラウザサポート:100%
- 最適用途:ロゴ、アイコン、スクリーンショット、テキスト入り画像、透明背景が必要なもの
- 向かない用途:写真(同等JPGの3〜5倍大きい)
基本則:透明度またはピクセル単位の鮮明さが必要なとき → PNG。
WebP — GoogleによるJPGとPNGの進化版
2010年Googleリリース。JPGとPNG両方を置き換えるために設計。
- 圧縮:同画質でJPGより25〜35%小さい、PNGより20〜30%小さい
- 透明度:あり
- アニメーション:あり(GIFの代替)
- ブラウザサポート:97%+(すべての最新ブラウザ——Chrome、Firefox、Safari 14+、Edge)
- 最適用途:ブラウザ環境を制御できるWeb画像
- 向かない用途:メール(多くのクライアントが非対応)、古いデバイス向けアプリ
注意点:SafariのWebPサポートは2020年から。iOS 13や旧Safariユーザーがいる場合はJPGフォールバックが必要。
AVIF — 新チャンピオン
AV1動画コーデックベース。2019年頃リリース、2022年から広くサポートされる。
- 圧縮:同画質でJPGより50%小さい——現在最高
- 透明度:あり
- アニメーション:あり
- ブラウザサポート:約93%(Chrome、Firefox、Safari 16+、Edge——IEは非対応、古いデバイスも非対応)
- 最適用途:最大圧縮が重要なWeb画像、モダンなオーディエンス
- 向かない用途:まだ対応していないツール(Photoshopは2023年にサポート追加、一部CMSはまだ未対応)
注意点:エンコードが遅い(WebPの10〜20倍遅い)。大量変換にはツールを使おう。
GIF — WebPか動画を使おう
GIFは30年前のもの。8ビット、1フレームあたり256色制限、ファイルサイズが笑えないほど大きい。
5MBのGIFは300KBのWebPアニメーションか200KBのMP4になれる。2026年にGIFを使う理由はほぼない——特定のプラットフォームが必須とする場合を除いて。
形式比較表
| 形式 | ファイルサイズ | 透明度 | アニメーション | サポート | 最適用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| JPG | 基準 | なし | なし | 100% | 写真、メール |
| PNG | 3〜5× JPG | あり | なし | 100% | ロゴ、スクリーンショット |
| WebP | −30% JPG | あり | あり | 97% | Web写真とアイコン |
| AVIF | −50% JPG | あり | あり | 93% | モダンWeb、最大圧縮 |
| GIF | 10〜20× WebP | 一部 | あり | 100% | 旧環境互換のみ |
どの形式を選ぶか:決定ガイド
Webサイトの写真 → AVIF(古いブラウザ向けWebPフォールバック付き)。HTMLの書き方:
<picture>
<source srcset="image.avif" type="image/avif">
<source srcset="image.webp" type="image/webp">
<img src="image.jpg" alt="...">
</picture>
透明背景のロゴ → WebPかPNG。WebPは30%小さい;100%互換性が必要ならPNG。
メール → 常にJPG。メールクライアントは混乱の元;JPGが唯一確実に安全な形式。
画像が多い商品ページ → AVIF。圧縮の差(JPGより50%小さい)はページ読み込み時間とCore Web Vitalsに実際の影響を与える。
WebサイトのGIF置き換え → WebPアニメーションかMP4。動画→GIF変換がWebP対応アニメーションを作成;ほとんどの最新プレーヤーはMP4ループをきれいに処理できる。
SNSへのアップロード → JPG。Instagram、Twitter/X、どのみち再圧縮される。
SEOの観点
Google PageSpeed InsightsとCore Web Vitalsは過大な画像ファイルを特別に減点する。50枚以上の画像があるサイトでJPGからWebP/AVIFに切り替えると、LCP(Largest Contentful Paint)スコアが大きく改善することがある。
400KBのhero画像JPG = 280KBのWebP = 200KBのAVIF。視覚的な結果は同じ。読み込み時間は違う。
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